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「有終の美に向けて」|4年 樋口将武

春大会を終えて、反省しかない。それは1人のプレイヤーとしても、主将としてもである。

 プレイヤーとしてはもっと自分を追い込むことができたと思う。特に氷上での質はもっとこだわらないといけないと感じている。振り返って考えると春大会は与えられたメニューを漫然とこなしている節が強い。シカゴでパックをもらってから試合で使えるスピードでプレーできたのか、ブレイクで相手がいる想定でセンターアップできたのか、試合でセットごとの得点の形を作り上げれたのか、ダッシュで3ピリ同点を想定できたのか。どのメニューをとっても試合を想定することでより一層意味のあるメニューにすることができる。これは自分の意識一つで変えることができる。やらない手はない。残り5ヶ月。約50回の自分達の氷上練習。常に試合を想定して練習し、秋大会こそはプレーでチームを勝利に導きたい。

 主将としての反省も色々ある。4月の練習試合で4部以下の学校に負けた。そこで2年志村に「勝つ気あるチームには見えない」と痛烈な意見を頂いた。ボディーブローだった。もちろん負けるつもりがあって練習試合をする人はいない。彼が言わんとしてることは、「氷上で各々が全力を出している様には見えない」「試合後の反応が下位のリーグのチームに負けた様には見えない」といったことだったと思う。(違ったらごめん) 本来このようなことを言うのは自分の役目であったはずである。どこかで上級生少なさを言い訳にして、現状に向き合いきれてない自分がいたのではないだろうか。現状が厳しいなら並大抵の努力じゃ追いつけないし勝てない。この事実をチーム全体で認識する必要があった。より一層の努力をさせる・したいと思える環境を用意できなかった自分のいたらなさだったと反省している。

 反省はするだけでは意味がない。行動に移して初めて反省は意味をなす。秋大会では春大会の悔しさを味合わないために、勝利という結果に向かって日々努力していく。

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