お久しぶりです。
新4年FW#12の古元大輝です。
今シーズンの意気込みを書く前に、
この場をお借りして先日引退された47期の先輩方に感謝申し上げたいと思います。
人数が少ない代で苦労が多かったと思いますが、その分僕たち48期も先輩方に支えていただきながら、様々な経験をさせていただくことができました。
特に前主将の河野さんは、僕が部活に行くのが辛かった時期に相談に乗ってくださり、
精神的にも支えてくれました。去年の秋大会最終戦で、河野さんのアシストでゴールを決められた時の感動は一生忘れません。
本当にありがとうございました。
さて、ここからは今シーズンの意気込みを書こうと思います。
まずは広報ゼミの活動について。
僕が広報ゼミの仕事をしたいと思った理由は、一言でいうと「危機感」です。僕たちの代こそプレイヤー8人、マネージャー4人と比較的多くの部員がいますが、下の代はプレイヤー、マネージャー合わせて6人、8人と十分な人数がいるとは言えません。もっとも、僕たちの代が今年ホッケーをするという観点では、別に新入生が入らなくても問題ないかもしれません。しかし、僕たちはただホッケーをしていれば良いわけではありません。今年のチームスローガンである「愛スホッケー」に込められた、「すべての関係者に愛されるチームになる」という理念を体現するためには、50年続いてきたアイスホッケー部の歴史を繋いでいかなければならない。この責任感と、去年、一昨年と新歓で悔しい思いをしたことが、危機感となって僕を突き動かしているのだと思います。関係者の皆様におかれましては、僕たちの活動を温かく見守っていただければ幸いです。
次にホッケー選手としての意気込みを書きます。
昨年の自分を振り返ると、最終戦まではほとんどチームに貢献できませんでした。春大会の時点では正直技術的に試合出場レベルに達していませんでしたし、秋大会前には練習で手ごたえをつかんでいたところ、アンセルモの加入によりまさかのスタメン落ち。試合で同期がスタメンで活躍する姿を見て悔しかったし、明学戦で勝った時も喜べない自分に絶望していました。その日の夜、河野さんと電話で2時間くらい話しました。自分の部活に対する気持ちがほとんど切れかけていることを正直に伝えると、「ここまで頑張って来たのに、今やめるともったいない。つらい時こそ続けることに意味がある。」という趣旨の励ましをもらいました。その言葉を糧に、僕は残りの練習と最終戦の横国戦に臨みました。
横国戦では一時2点リードされる展開になりましたが、僕の脳内には不思議と「諦め」が全く浮かびませんでした。失うものが無いうえに、「つらい状況でこそ頑張る」を実行できていたからでしょうか。この気持ちが通じたのか、僕は同点ゴールを決めることができました。その瞬間は今までの人生で味わったことのない高揚に包まれました。まさに「筆舌に尽くしがたし」です。「この瞬間のために俺は1年間ホッケーを頑張ったんだ」と思うことができました。
この経験から伝えられることは、「努力は決して無駄にならない」ということです(めちゃくちゃありきたり)。練習を頑張っているのに試合に出られない選手は、今年のチームでも出てくるかもしれません。これは自分に対する言い聞かせでもあるのですが、そういう選手にこそ、チームのために自分がどのように貢献できるかを考えてほしいです。コーチは練習での頑張りを認めてくれたうえで、チームを勝たせるための最善を尽くしてくれています。選手の僕たちも、スタメンで出られなくて悔しい時こそ、「一橋でやるホッケーを愛する」という理念を思い出して、自分の出番に最善を尽くすべきです。そうすることで、例え目に見える結果が出なくても、「やり遂げることができた」という何よりの財産が手に入るはずです。
長い去年の振り返りになりましたが、これを踏まえて今年の選手としての抱負を「あらゆる場面でチームに貢献する」にしたいと思います。Fwとして得点を取ることも、守備で泥臭くパックを追いかけることも、ベンチで味方を鼓舞し、指示を出すこともチームの勝ちに結びつくことはすべて全力でやりたいです。楽しいことも、悔しいことも何もかも経験してきたこの部活にいられるのも今年が最後です。引退した時に「やり切った」と思えるようなシーズンにしてみせます。
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