top of page

氷上より愛を込めて|三宅桃叶

こんにちは、48期MGの三宅桃叶です。

引退ブログということで、このような機会でもないと4年間を振り返ることはないだろうと思いつつ書いていたら、かなり長くなってしまいました。

長文で恐縮ですが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

大学入学当初、まさか自分がマネージャーをやるなんて微塵も思っていませんでした。目立ちたがりで負けず嫌い、自分事で手一杯な私は、マネに向いているかと問われると自信はありません。大学でも何かスポーツをしようと考えていたはずなのに、アイスホッケーの魅力、そして何よりも、真剣に、楽しそうに部活に取り組む先輩の姿に魅力を感じ、気がつけば入部をしていました。初めはマネの仕事を覚えるのに必死で、慣れたと思ったら次は会計の仕事に追われ、とにかくがむしゃらに頑張っていた覚えがあります。

色々なことに慣れ、成長に限界を感じた時、試合に出て直接勝利に貢献できない、私にしかできないことをしている訳でもない、自分がここにいる意味はあるのかと、存在意義を疑い初めてしまいました。そんな折に怪我をし、一人の時間が苦手な私は、初めて自分と向き合う時間ができ、今の、将来の自分について考え、環境を変え自分を変えたいと思うに至り、留学に行くことを決めました。部を離れる選択をほとんど独断で決めてしまい、先輩後輩、特に同期には申し訳ないことをしたなと、未だに後悔しています。留学先で試合中継を見るたびに、同期がどんどん上手になっていて、その成長を間近で見られないことをもどかしく思うと同時に、戻った時にはいなかった分まで200%頑張ると意気込んでいました。

3年の冬合宿から復帰し、同期マネがいないことを不安に思いながら迎えた初日は、おかえりって言ってくれたのは太陽だけで、全然プレイヤーとは話せないし、戻ってきたことがチームや自分にとって良いことだったのか、悩みながら眠りにつきました。しかし、5日間の練習で、また、皆でゲームをして笑い合う中で、徐々にコミュニケーションの取り方を思い出し、不安は無くなり、真摯に練習に取り組む部員を見て、頑張りたいという気持ちがさらに強くなりました。ただ、意気込みブログを見返してみると、全く達成できていないというのが正直な感想です。部に貢献したい想いもあったし、留学に行ったことも後悔していませんが、行動を起こそうした時に、半年いなかったのにと思われるのではないかと、どうしても気が引けてしまいました。色々と葛藤した結果、出しゃばらないようにしようという考えに至り、不甲斐ない最上級生となってしまったこと、大変悔しく思っています。

振り返ってみると、思ったよりも後悔や葛藤が多かったですが、多くの学びと、素敵な思い出が沢山詰まっています。一橋大学アイスホッケー部のMGとしての時間は、私の人生の宝物で、これから何度も思い返しては懐かしむのだろうと思います。ここまで大切に思える時間を過ごせたのは、OBOGの皆様の支え、コーチのご指導、そして、先輩・同期・後輩の存在があったからです。ここで、皆様への感謝を述べさせていただければと思います。

OBOGの皆様、50年もの間、歴史を紡ぎ続けてくださり、ありがとうございました。皆様が形作り、繋げてくださったこの部活で、多くの貴重な経験をすることができました。また、私たちが活動を続けられたのは皆様の支えのおかげであり、誠に感謝しております。今後も、一橋大学アイスホッケー部の部員が、将来の糧となる経験を積めるよう、変わらぬご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

コーチの皆様、同期がかっこよく滑り、得点を決める姿を見られたのは、皆様の真摯なご指導のおかげです。部員の意見を吸収しながら、その時にできる最善を最後まで考え抜き、チームを支えてくれてありがとうございました。

先輩方、まずは、入部したいと思わせてくださりありがとうございました。皆さんのおかげで私は今ここにいます。ご迷惑も沢山おかけしましたし、あまり可愛くない後輩だったと思いますが、先輩方のキラキラした姿にはずっと憧れを抱いていて、同じ時間を過ごせたことはとても大切な思い出です。また皆さんとお会いできる機会を心待ちにしています!

後輩の皆、一年間最後まで付いて来てくれて、ありがとうございました。後輩たちは互いを思いやれる優しい子達で、皆と話す時間はとても楽しいものでした。落ち着きのない先輩だったと思いますが、「ももさん!」って頼ってくれる皆が可愛くて仕方がなかったです。試合でかっこいい姿を観られることをとても楽しみにしてます。これからも頑張ってください!

48期へ、マネージャー向きでない私が、一度部を離れた私が、最後まで頑張れたのは、プレイヤー・MG、皆への愛が原動力にあったからだと思います。言動に振り回され嫌な思いもしたし、他の代には仲が悪いと言われてましたが、それでも、私は皆と同期でいられることがすごく誇らしいです。個性豊かすぎる48期プレイヤーですが、アイスホッケーが大好きなところは共通してて、そんな皆が成長する姿を近くで見られたこと、とても嬉しく思います。そして、りお、さやちゃん、美波、この4年間大変なこともあったけど、3人に出会えたこと、それだけでもうお釣りが来るくらい、私の人生の財産です。最後まで走り抜けられたのは3人のおかげ、本当に感謝しています。自由すぎる私を受け入れ、様々な感情を一緒に分かち合ってくれてありがとう。48期の皆、これからも末長くよろしくお願いします!I love you guys!!



閲覧数:195回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「有終の美に向けて」|4年 樋口将武

春大会を終えて、反省しかない。それは1人のプレイヤーとしても、主将としてもである。  プレイヤーとしてはもっと自分を追い込むことができたと思う。特に氷上での質はもっとこだわらないといけないと感じている。振り返って考えると春大会は与えられたメニューを漫然とこなしている節が強い...

「春大会を終えて」|3年 山田要

こんにちは、3年副将の山田要です。5,6月に行われた春大会を振り返り、現在の心境と秋大会に向けての抱負を述べたいと思います。 今年度の春大会は4試合を戦い、一度も勝利を挙げられず最下位となりました。副将としても、いちプレイヤーとしても情けない思いです。敗因は、実力不足に...

「全敗」|2年 吉野光

二年生プレーヤの吉野光です。一橋大学アイスホッケー部は春大会を全敗で終え、最下位という結果となりました。思い返せば、新体制になってから勝利したのは病欠で主力選手がいない横浜国大戦、旧四年生含めて試合をした東京学芸大学戦の二試合のみで、下位リーグの千葉大、東京学芸大学にも負け...

Comments


bottom of page