氷上の6人|山田要
- アイスホッケー 一橋
- 5 日前
- 読了時間: 8分
厳寒の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
小学生の頃、校長先生のお話を聞くたびに、あの小難しい季節の挨拶はどこで習うんだろうと不思議に思っていました。お父さんが教えてくれるのかな。大学で勉強するのかな。社会に出たらそのうち覚えるのかな。
その答えがわかる前に、AI が進化してしまいました。私が自らの肌で感じた風や日の光か ら素敵な挨拶を紡ぐことは一生なさそうです。私が一言声をかけるだけで、チャッピーがお慶びを申し上げてくれるというわけです。ご清祥とは一体何なのでしょうか。
こんにちは、50期 #22 山田要です。 登場して1曲歌ってからMCに入るアーティストのような出だしになりました。かっこいいです。
例年皆さんが楽しみにしているであろう引退ブログですが、我々50期のタイトル「氷上の 6 人」について、やや味気なく感じられた方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、 本来このタイトルには続きがありました。「氷上の 6 人 —ひょうろく」というものです。 2025 年の流行語にもノミネートされた「ひょうろく」を使った良いタイトルだと思ったのですが、検閲に引っかかり、前半のフリ部分だけが採用される結果となりました。決して当初9人いた同期が6人にまで減ってしまったことを強調しているわけではありません。 なんだかこの文章も切られそうな気がしてきましたが、結果的にこのタイトルも結構気に入っています。カッコつけるのが苦手な我々にはふさわしい、シンプルで良いものに仕上がっていると思います。本当です。
ようやく本題に入ろうと思いますが、これは「引退ブログ」ではありません。 私は今年度の大学卒業を見送り、2027年3月での卒業を予定しています。そしてこの1年 間はアイスホッケー部での現役を続行させていただきます。そのため、引退の名残惜しさはありませんし、今はオフ期間なので同期がいなくなった寂しさもまだ感じていません。このブログでは、これまでの 4 年間を振り返り、皆さんへの愛や感謝を厚めに書こうと思いま す。後輩へのメッセージみたいなかっこいいやつは来年の「後編」のお楽しみです。
私は大学時代にアイスホッケー部であった父親の影響でこの部活に入りました。幼少期か ら毎年リンクの一般滑走に連れて行ってもらい、スケートを教わりました。家でもテレビで ホッケーの試合があると一緒に観戦し、簡単なルールを教わりました。スケートも観戦もとても楽しく、ホッケー選手への憧れを抱くのは自然でした。とは言え、アイスホッケーは自分でやるスポーツとしては身近ではなく、やるという発想もありませんでした。そのため、 大学受験期に一橋にアイスホッケー部があるということを知った時には、漠然とした憧れが突如として現実味を帯び、非常に高揚したことを覚えています。周囲には言っていません でしたが、アイスホッケー部に入ることが受験勉強の一番のモチベーションでした。
部の雰囲気が合わなかったらどうしよう、という不安も杞憂に終わり、初めて練習に参加したその日に入部を宣言しました。私としては当然のことでしたが、皆さんからは驚きをもって迎えていただきました。 こうして無事に入部を果たしてからは、ひたすらに毎日が楽しく、あっという間に時間が過ぎていました。「過ぎる」ことも感じられない、気づいたら「過ぎていた」というような。 すべてのことが鮮明に思い出せるのに、すべて忘れてしまっているような。 とにかく、思わずエモ詩人になってしまうほど、この4年間は短く感じられるということです。
印象的な思い出は数えきれないほどあります。そして今、それら一つ一つを思い起こすほどに、ホッケーへの愛やこの部活への愛を強く熱く思い出し、もう1年これを続けられることが嬉しくてたまりません。あまりに引退ブログにふさわしくない心持ちです。この場で未来に心躍らせる姿をお見せしても仕方がないので、再び過去を懐かしみながら皆さんへの感謝パートに移りたいと思います。
47-49 期の先輩方
47 期の皆さんは、我々が入部した時の4年生で、先輩像を背中で見せてくださいました。 今の我々と同じくプレイヤーが3人だったこともあり、私が4年生になってからは、自分たちの姿を47期と重ねて考えることも多くありました。直接お話しできた期間は短かったですが、その期間以上の多くのことを学ばせてもらいました。ありがとうございました。
48 期の皆さんは、人数が多く個性豊かで、未だに皆さんがいないことを寂しく思います。氷上でもそれ以外の場面でも、皆さんと同じ時間を共有できたことがただ嬉しかったです。 ありがとうございました。また、私の留年ロールモデルである駒屋さんと東さんとは1年長くお付き合いできて幸せでした。ホッケー大好きマンのお二人とホッケーの話をする時間が一番好きでした。48 期の皆さんとはもう一度一緒にホッケーをしたいとずっと思っているので、ぜひ練習にもお越しください。追い戦も。
49 期の皆さんは、ひたすらに良い先輩でした。皆さんの醸し出す雰囲気がとても居心地が よく、先輩というより友達に近いような親しみを持っています。49 期との思い出は他愛の ない会話で笑いあった時間ばかりです。ホッケーの記憶はどこへ行ったのでしょうか。これは同期の間でずっと話しているのですが、1つ上の先輩が49 期で本当に良かったです。ありがとうございました。
同期の皆さん
1つ上が49期で良かったように、同期が50期のみんなで良かったです。非常に温度感がよく、テキトーなところが好きです。体育会の部活としてはもう少しアツさがあった方がいいのかもしれないけど、長い時間を共に過ごす同期としては最高のメンバーです。
安藤は本当に変なヤツで、ホッケーもずっと変でした。でも実は情熱もあって、存在感は抜群です。印象に残るプレーは誰よりも多いし、安藤の初ゴールは自分のそれよりもずっと嬉しかったです。自分でも「俺よく辞めなかったよね」と言ってたけど、4年間一緒にやれて良かったです。
岩波は間違いなく私のホッケーライフにおける最重要人物で、良き友であり良きライバルです。いつでも岩波に引っ張られて頑張ってきました。キャプテンがなかなか決まらなかったけど、やっぱり50期のキャプテンは岩波しかいません。岩波がいなくなっても、私は岩波に負けないように練習するだけです。
マネのお三方は色々な面でプレイヤーを支えてくれてありがとうございました。私は自分がホッケーをやることばかり考えていたので、それをマネが支えてくれていることに気が付かずにここまで来てしまいました。すいません。こんな私ですが、意外と応援してもらえると頑張れるタイプなので、試合の時にはマネのみんなのためにも良い結果を出そうと頑張ったつもりです。本当です。
4 年間みんなと過ごせて楽しかったです。ありがとうございました。これから私は同期がいない寂しさを実感することになると思います。また飲みに行きましょう。奢ってください。
後輩の皆さん
仕事をしない50期を支えてくれてありがとうございました。本当に助かりました。伝えた いことは沢山あるので、これから1年をかけて小出しにしていこうと思います。今後もよろしくお願いします。
聖矢くん
ホッケーの基礎を叩き込んでくれてありがとうございました。我々が未経験の中でトップクラス(!)に上手くなれたのは間違いなく聖矢くんのおかげです。ホッケーの入口に立ったばかりの1年生にとって聖矢くんのプレーはあまりに強烈で、特にあのシュートには脳を焼かれました。今でも岩波は聖矢くんの影を追うように練習していると思います。また同じリンクに立ってホッケーができることを楽しみにしています。
優太くん
ホッケーのすべてを教えてくれてありがとうございました。初めてこの部の練習に参加した日、借りた防具にファールカップ(チンカップ)が無く困っていると、優太くんが「守るほどデカくねえだろ!」と言ってきました。鮮烈な出会いです。自己紹介よりも先にハラスメントを受けたわけですが、不思議と信頼できそうな人だなと感じました。そして、その直感は間違っていなかったようです。コーチとしてもホッケープレイヤーとしても本当に尊敬しています。これだけ真面目な話からどうしようもない話までできるコーチ、もとい人間はいません。優太くんがこのチームの雰囲気を作ってきたし、そこでホッケーができたことが楽しかったです。岩波が聖矢くんに憧れたように、私は優太くんのホッケーに傾倒してきたので、「山田のパスのタイミング好きなんだよな」と言ってくれた時が一番嬉しかったです。これからもいろんなこと教えてください。
OB/OGの皆様
この1年間も弊部の活動のために多大なるご支援をいただきまして本当にありがとうございました。皆様のご期待に沿えない部分も多々ございましたが、今後とも変わらぬご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。51 期体制では一つでも多くの勝利を皆様に報告できるよう精進してまいります。
家族
この4年間、何不自由なく部活をさせてくれてありがとうございました。小学生の頃から家族に支えられてスポーツをさせてもらってきたけど、家族の応援がこんなにも嬉しく感じたのは初めてでした。客席で喜ぶ両親を見るために、自分のゴールシーンのビデオを見返したりもしました。そういう可愛いところもあります。あと1年よろしくお願いします。
短くてスタイリッシュなブログにしようと思っていましたが、叶いませんでした。
まだまだ書き残したこともありますが、前編はここで終わろうと思います。
また来年お会いしましょう。
一橋アイスホッケー部、永遠なれ!!





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